『PSYCHO-PASS サイコパス』Sinners of the System Case.3恩讐の彼方に_ 感想

鑑賞日:平成31年4月14日

映画館:TOHOシネマズ お台場シネマメディアージュ

評価(5段階):★★★

 

【感想】

 今作は日本国外が舞台ということもあり、そのストーリーにシビュラシステムがほとんど絡んでこない空前絶後(?)の珍しい一品となりました。

 ストーリーは流石ベテラン脚本家だけあって、手堅くまとめられており、なにひとつ不満はないのですが...  私にとってPSYCHO-PASSの魅力の9割は舞台装置であるところのシビュラシステムそれ自体にあるので、シビュラシステムなしだとどうしてもテンションは下がってしまいます。

 

 ただ、PSYCHO-PASS世界の未来日本が、「(シビュラシステムのおかげで)アジアで唯一国内秩序の維持に成功した大国」として極東情勢に介入しまくっている、というこの構図は、いかようにも料理ができる絶妙な設定なので、今後ともストーリー展開に国外勢力とのかかわりを組み込んでいってほしいなと思っています。